取り組み

循環器領域の架け橋に。日本循環器協会は、
みんなで健康を目指す取り組みをしています。

取り組み
2025.09.01

「ACS患者手帳」のご紹介

目次

    一般社団法人日本循環器協会(JCA)は、循環器疾患の予防・啓発・医療連携の強化を目的とした取り組みを推進しています。
    このたびJCAでは、ACS(急性冠症候群)再発予防の取り組みの一環として「ACS患者手帳」を作成致しました。この手帳はJCA医療連携委員会が中心となり、医療従事者のみならず、患者さんや行動経済学者などで構成されたワーキンググループによって作成されました。
    現在、欧州などの国際ガイドラインでは、ACS患者のLDL-コレステロールの管理目標値として、55mg/dL未満という値が広く用いられています。日本動脈硬化学会のワーキンググループにおいても、この目標値の使用が提言されています(第56回 日本動脈硬化学会総会・学術集会)。
    今回作成した「ACS患者手帳」は、ACS再発予防において最も重要な、LDL-コレステロールの管理を、患者さんと共に実践することを目的としています。QRコードから教育動画の視聴も可能となっており、疾患に対する理解と共に、再発予防のポイントを学べるようになっています。
    まずは地域全体でACS再発予防に取り組んでいる都道府県を中心に、配布を行っていく予定です。
    手帳内の教育コンテンツは、JCAホームページ内の「ACSタウン」でも公開していますので、是非ご覧になって下さい。
    JCAでは今後も、調査・研究・啓発活動を通じて循環器疾患の克服に寄与し、誰もが安心して医療を受けられる社会の実現に貢献してまいります。

    ACS手帳およびACSタウンに関するお問い合わせはこちら

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