日本循環器協会ウェブサイトの「知る」コーナーでは、循環器病について、一般の方々にもわかりやすく解説しています。今回、このコーナーに脂質異常症と心臓弁膜症に関する記事を追加しましたので、ご案内いたします。
【脂質異常症の記事はこちらから】
https://j-circ-assoc.or.jp/learn/3485/
脂質異常症はかつて「高脂血症」とも呼ばれていましたが、「血中の脂質が高いだけ」ではなく、「善玉コレステロールが低い」ことも問題であるため、2007年に「脂質異常症」と名称が変更されました。とはいえ、心筋梗塞の大敵はやはり悪玉;LDLコレステロール。これをコントロールしないと、心筋梗塞を防ぐのは難しいです。早期の診断と治療により悪玉を制することがほぼ完璧に可能ですから、高い悪玉コレステロールが報告されたら、放置せずに循環器内科を受診してください。さらに詳しく知りたい方は、今月発行された日本循環器協会機関誌「COCORO vol.7 ~あぶらを制する!『心活』~あぶらを制する!『心活』」を読んでみてください。
【心臓弁膜症の記事はこちらから】
https://j-circ-assoc.or.jp/learn/3476/
心臓弁膜症は、心臓内の弁が壊れる病気です。心不全の原因としては、心筋梗塞や高血圧に次いで多く、特に超高齢社会では急増しています。この病気は放置すれば悪化しますが、進行の速度は個人差が大きく、速い場合はすぐに心不全に進行し、命に関わります。だからこそ、早期発見と治療が重要です。この記事を読んで、早期発見や進行の監視方法を理解しましょう。