日本循環器協会は、医療-福祉-介護をつなぐ『心不全療養支援ポケットガイド』を発行しました。本書は、心不全患者さんの日常生活に接する機会が多い訪問看護師や介護士、栄養士などの多職種が編者となってまとめたポケットガイドです。患者さんと接する場となる自宅やクリニックにおいて役立てるよう、小さなサイズに心不全療養のエッセンスを詰め込んでいます。ぜひ日常の診療や介護においてご利用ください。
購入方法はこちらから↓
*Amazon
*南江堂
https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524210671/
*医書jp(電子版)
https://store.isho.jp/search/detail/productId/2406454020
【本書の紹介】
日本循環器協会・日本心不全学会の共編による,心不全患者の療養指導に従事するすべての医療専門職に役立つ一冊.
心不全の基本的事項から日常生活の管理,介護制度まで,多数のイラストを用いてわかりやすく解説.
病院に限らず在宅・地域医療などにおいて広く心不全の発症・増悪・再入院予防,生活の質(QOL)改善のためにできることをポケットサイズにまとめた.
【目次】
第Ⅰ章 心不全の基本
1. 心不全療養支援の基本
2. 心臓の機能と働き
3. 心不全とは
4. 心不全の検査
5. 心不全の治療
①主な心不全の治療
②心不全に対する薬物療法
6. 心不全の悪化を防ぐために必要な管理
第Ⅱ章 心不全に必要な管理と方法
1. 日常生活の管理方法
①バイタルサインの測定
②心不全患者に必要な食事の管理
③買い物の仕方・食品の選び方
④食品ラベルの見方
⑤塩分の少ない食事の調理方法
⑥減塩ができない患者への支援方法
⑦買い物ができない患者に利用できるサービス
⑧低栄養の患者の食事
⑨嚥下困難がある患者の食事
⑩水分の管理
⑪薬の管理
⑫運動や活動の管理
⑬入浴の管理
⑭便の管理
⑮尿の管理
⑯たばこの管理
⑰お酒の管理
⑱感染の管理
⑲こころに対する支援
⑳特別な治療を行っている患者の管理
㉑季節に応じた管理
㉒旅行時の管理
2. 心不全症状とその管理
①心不全の症状
②体重の測定方法
③症状の観察方法
④心不全手帳の活用方法
3. 緊急の相談・受診の目安
第Ⅲ章 災害時の対応
第Ⅳ章 介護者への支援
第Ⅴ章 認知機能が低下した患者への対応
第Ⅵ章 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の重要性
第Ⅶ章 活用できる社会資源
1. 活用できる医療・福祉・介護などの社会資源
①訪問診療
②訪問看護
③介護保険制度
2. ケアプラン
3. 医療費や経済的課題を支える
①難病医療
②身体障害者手帳,障害年金
③高額療養費・高額介護サービス費
④生活保護制度
4. 本人の意思決定を支える
5. キーパーソン不在の患者を支える
6. 長期療養・生活の場を考える
7. 疾患管理を支える
8. 多職種連携の重要性