2022年度、当院は厚生労働省が初めてスタートさせた「脳卒中心臓病等総合支援センター」のモデル事業にて、全国で10都道府県11病院の一つとして指定されました。
このセンターの理念は、脳卒中や心臓病等に関する専門的な知識を有し、地域の情報提供等の中心的な役割を担う医療機関として、当院のみならず富山県、医師会、県内の医療施設、急性期病院、回復期リハビリテーション病院、かかりつけ医、患者・家族、そして患者団体などと連携しながら、富山県全体の脳卒中・心臓病等の患者さん、ご家族に対して、脳卒中・心臓病等の予防、治療、リハビリテーションなどにおける包括的な支援体制を体系的に構築して、富山県における患者さんの支援体制を今まで以上に充実させることを目的としています。
当院では、その目的を達成するために医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、リハビリテーション技師、事務など多職種の専門家がチームを結成しています。その概略は図1にまとめています。本センターは、富山県に在住する全ての脳卒中、心臓病等の患者さんを対象としていますが、2022年度は本事業がスタートしたばかりであることから、2022年度は当院の患者さんのみを対象とします。